引き算の実践
モノだらけの家を、みなさんは見たことがありますか?
私の親族の家が、実はそれなのです。
事情があって、その家の中を片づけることになりました。
同じ高槻市内、通うのも難しくない。1年以内に片づけてしまおう。
そう思っていました。甘かった。
未使用の家具・食器・衣類。そしてゴミ。
ようやく目標の箇所を片づけたと思ったら、奥から未知の収容スペースが出てきて仰天。
私はさすがに家主に提案しました。
「捨てましょう?」
「捨てるもんなんてあらへんで?」
それどころか、欲しいカバンについての相談を持ち掛けられました。
このような考え方を、私は足し算思考と呼んでいます。
あれがあれば安心。これがないとやってられない。〇〇あってこその人生。
これらが足し算思考です。
要するに、どんどんモノやお金、知識や経験を増やそうとします。
「いいことだ」「自分もそうするべきだと思う」と、思われたのではないでしょうか。
私自身、足し算は大好きです。
本は買いこんで積読をしますし、少し前までスケジュールもかなり詰めていました。
ところが、ある日ついに重たくなったのです。
積読本にゲンナリし、限界まで習い事や集まり、仕事に取り組んだ結果、結局何もしない時間が恋しくなりました。
同じ経験を持つ人も、少なくないでしょう。
そのときに重要になるのが、引き算です。
引き算ができれば大切なものが見つかりやすくなり、苦しみは減ります。
引き算ができないと何年経っても片づかない家が誕生します!
ひとつ実験をしましょう。
自分の部屋を眺めてください。
散らかってるなーと思ったら、実験開始。
どこでもいいです。一か所選び、モノを全部移動させましょう。
机なら机、引き出しなら引き出し、捨てなくて結構ですので、そこのモノをすべて視界の外に動かします。
何もないスペースができましたね。
ややスッキリしませんか?
実は人というのは、普段自分がいる場所にあるものを、重要情報として認識します。
例えば読みかけの本があれば、それを重要なものだと判断し、読んでいないと違和感を覚えます。
読めればいいのですが、読めなかった場合不完全燃焼のストレスになります。
これは映画のDVDでも、仕事の書類でも、賞味期限が近い食品でも同様です。
つまり、散らかった部屋で生活している人は、常に何かに駆り立てられているのです。
私の経験上、イライラと部屋の散らかりは概ね一致します。
高齢者の場合、セルフネグレクトも疑われるそうです。
なるべく早いうちに、引き算をするべきでしょう。
これがなくても大丈夫だろう。あれがないほうが自由かも。〇〇しない暮らしをしてみる。
それが、引き算の発想です。
引き算の対象はモノだけではありません。
ブックマーク、習い事、今年やりたいこと一覧表でも同様です。
作ってはいけないのではありません。避けられないこともあります。
ですが、自分の中で旬が過ぎたなら、大切なひとつか二つを残し、残りは捨てるという決断をしましょう。
その方が、限られた時間やお金を有効に使えます。
もっとも、なかなか実践は難しいですよね。
提案があります。
ルールを決めましょう。
簡単なもので大丈夫です。
私が実践していたことを例示しますね。
・ひとつ物を買ったらひとつ捨てる。
・習い事の回数を減らす。
・3週間見なかったページはブックマークから外す。
・年に2、3回、本は棚に収まる数まで減らす。
・書けない、あるいは使っていない筆記具は捨てる。
意外と簡単そうなものもあるのではないでしょうか?
面白くなると、ルールがなくてもできるようになります。
引き算思考の真の狙いは、自分自身にとって本当に大切なものを見極めることです。
大切なものがわかってくれば、今よりも少し楽しい人生を送れると思います。
新しい年度を迎えた今月、新しい自分になりましょう。
私は全財産がカバンひとつという人に憧れていますが、どうなるでしょうね?
私の親族の家が、実はそれなのです。
事情があって、その家の中を片づけることになりました。
同じ高槻市内、通うのも難しくない。1年以内に片づけてしまおう。
そう思っていました。甘かった。
未使用の家具・食器・衣類。そしてゴミ。
ようやく目標の箇所を片づけたと思ったら、奥から未知の収容スペースが出てきて仰天。
私はさすがに家主に提案しました。
「捨てましょう?」
「捨てるもんなんてあらへんで?」
それどころか、欲しいカバンについての相談を持ち掛けられました。
このような考え方を、私は足し算思考と呼んでいます。
あれがあれば安心。これがないとやってられない。〇〇あってこその人生。
これらが足し算思考です。
要するに、どんどんモノやお金、知識や経験を増やそうとします。
「いいことだ」「自分もそうするべきだと思う」と、思われたのではないでしょうか。
私自身、足し算は大好きです。
本は買いこんで積読をしますし、少し前までスケジュールもかなり詰めていました。
ところが、ある日ついに重たくなったのです。
積読本にゲンナリし、限界まで習い事や集まり、仕事に取り組んだ結果、結局何もしない時間が恋しくなりました。
同じ経験を持つ人も、少なくないでしょう。
そのときに重要になるのが、引き算です。
引き算ができれば大切なものが見つかりやすくなり、苦しみは減ります。
引き算ができないと何年経っても片づかない家が誕生します!
ひとつ実験をしましょう。
自分の部屋を眺めてください。
散らかってるなーと思ったら、実験開始。
どこでもいいです。一か所選び、モノを全部移動させましょう。
机なら机、引き出しなら引き出し、捨てなくて結構ですので、そこのモノをすべて視界の外に動かします。
何もないスペースができましたね。
ややスッキリしませんか?
実は人というのは、普段自分がいる場所にあるものを、重要情報として認識します。
例えば読みかけの本があれば、それを重要なものだと判断し、読んでいないと違和感を覚えます。
読めればいいのですが、読めなかった場合不完全燃焼のストレスになります。
これは映画のDVDでも、仕事の書類でも、賞味期限が近い食品でも同様です。
つまり、散らかった部屋で生活している人は、常に何かに駆り立てられているのです。
私の経験上、イライラと部屋の散らかりは概ね一致します。
高齢者の場合、セルフネグレクトも疑われるそうです。
なるべく早いうちに、引き算をするべきでしょう。
これがなくても大丈夫だろう。あれがないほうが自由かも。〇〇しない暮らしをしてみる。
それが、引き算の発想です。
引き算の対象はモノだけではありません。
ブックマーク、習い事、今年やりたいこと一覧表でも同様です。
作ってはいけないのではありません。避けられないこともあります。
ですが、自分の中で旬が過ぎたなら、大切なひとつか二つを残し、残りは捨てるという決断をしましょう。
その方が、限られた時間やお金を有効に使えます。
もっとも、なかなか実践は難しいですよね。
提案があります。
ルールを決めましょう。
簡単なもので大丈夫です。
私が実践していたことを例示しますね。
・ひとつ物を買ったらひとつ捨てる。
・習い事の回数を減らす。
・3週間見なかったページはブックマークから外す。
・年に2、3回、本は棚に収まる数まで減らす。
・書けない、あるいは使っていない筆記具は捨てる。
意外と簡単そうなものもあるのではないでしょうか?
面白くなると、ルールがなくてもできるようになります。
引き算思考の真の狙いは、自分自身にとって本当に大切なものを見極めることです。
大切なものがわかってくれば、今よりも少し楽しい人生を送れると思います。
新しい年度を迎えた今月、新しい自分になりましょう。
私は全財産がカバンひとつという人に憧れていますが、どうなるでしょうね?